桜ふみの「ダイアモンド クレバス/射手座☆午後九時Don't be late」レビュー

いまあなたの手の中に“持ってけ~♪”「ダイアモンド クレバス/射手座☆午後九時Don't be late」

今回紹介させていただくのは、なんとオリコンデイリーチャート初日2位!! MBS系列で大好評放送中のTVアニメ「マクロスF」にてマクロス・ギャラクシー船団出身のトップアイドル「シェリル・ノーム」としてそのすばらしい歌声を披露していらっしゃる「歌シェリル」ことMay'nさんのシングル「ダイアモンド クレバス/射手座☆午後九時Don't be late」です。


3月に「マクロスFRONTIER デカルチャーエディション」が放送されて以来話題沸騰、「持ってけ~♪」のフレーズでまさに全部を持っていった感のあるこのシングル。番組のエンディングテーマである「ダイアモンド クレパス」をタイトル曲に据え、満を持しての発売となりました。


「マクロスF」は河森正治総監督がその総力をあげ取り組んでいる、超時空要塞マクロス放送25周年を飾るにふさわしいTVアニメーション作品。各メディアでのインタビューにおいて「自分が理想とするマクロスがTVシリーズでもできるのではないかと思えるようになった」とおっしゃっている通り、毎週TVアニメとは思えないクオリティの作品を見せてくれています。また、毎回過去のマクロスシリーズに対するオマージュとも取れるシチュエーションや演出、セリフまわし等、オールドファンにとっても「マクロスとして」文句なく楽しめる作品になっており、非常に好感触。毎週の放送がとても楽しみな作品です。



●すべてを背負って「long long good-bye…」

タイトル曲になっている「ダイアモンド クレパス」は「マクロスF」のエンディングテーマ。デカルチャーエディションではランカの歌う「愛・おぼえていますか」が、TV放送版第1話では同じくランカの歌う「アイモ」がエンディングテーマとして使われていましたが、第2話以降、本当のエンディングテーマとして使われます。


深く透き通るような煌びやかでいて優しいイントロに重なってくるシェリルのハミングからゆっくりとボーカルに流れていき、ピアノが重なり、ストリングが重なり・・・そしてコーラスを伴って大きく昇華していく様が正にエンディングテーマと呼ぶにふさわしい曲。シェリルの刹那さ、自信、強さのすべてが伝わってくるような壮大な曲に仕上がっています。


そして第6話「バイバイ・シェリル」においてマクロスフロンティア住民全員の命を背負って発艦するS.M.S マクロス・クォーターのシーンと重なってこの「ダイアモンド クレパス」が流れてくるシーン、そのまま番組エンディングクレジットに流れ込むシーンは、早くも今期放送アニメ中最高の名シーンとしてもよいくらいの感動がありました。


トラック3には(without Sheryl)としてインストゥルメンタルも収録されております。コーラスすら一切入っていない純粋な・インストゥルメンタルなこのトラックは、ただ素直に菅野よう子さんのすばらしい楽曲が楽しめるようになっていて、聴いていてとても心地よいトラックです。



●私の歌を聴けー!

そしてカップリングは、この曲のためにこのシングルを買おうと思った方も多いのではないでしょうか? 「射手座☆午後九時Don't be late」です。「私の歌を聴けー!」のセリフの後に「マクロス7」の名曲「プラネット・ダンス」を彷彿させるイントロで始まるシェリル・ノーム初披露曲となったこの曲、ボーカルが流れた瞬間の斬新感! これは「マクロス」なんだけれども、決していままでと同じではないと感じさせるに十分なインパクトを持った曲として、すばらしく力のある楽曲だと思います。


そしていまや話題沸騰、人気の最大要因である「持ってけ~♪」のフレーズに乗って打ち出される板野サーカスが楽曲のテンションとすばらしく絡み合い、戦闘機が宇宙を駆け抜ける爽快感と交互に映し出されるシェリルの歌姫の妖艶さが「これがマクロスだ」と言うに値する、すばらしすぎるものを見せていただきました。


耳の奥まで届くように突き抜ける高音ボーカルと、ちりばめられた宇宙的キーワードが聴いていてとても心地よく、曲のタイトルである「射手座☆午後九時Don't be late」と歌い上げるところの旋律はもうすばらしいの一言。今後登場するであろうシェリルのライブシーンに期待を膨らませつつ、ヘビロテさせていただいております。



●そしてもう1人のアイドル

「マクロスF」劇中においてシェリルはすでに「What 'bout my star?」という曲を披露していらっしゃいます。また、ランカのバイトしている「超時空飯店 娘々」のCMソングや6月25日にすでに発売が決定しているランカのデビューシングルまで、すべての楽曲が菅野よう子さんの手によるものであり、その1つひとつがいろんな輝きを持って楽しませてくれるであろうことが期待できます。


劇中ですらまだ使われてない、タイトルすら未定のランカ・リーのデビュー曲において、菅野よう子さんが中島愛さんのボーカルをどのように魅せてくるのか、いまからとても楽しみです。


そしてもう1つ忘れてはならないのが「マクロスF」のオープニングテーマである「トライアングラー」。「tune the rainbow」以来、久しぶりの菅野よう子x坂本真綾によるこの楽曲も番組のオープニングを飾るにふさわしいとてもよい曲でした。


本編のストーリーテリングの面白さはもちろんですが、それ以上に楽曲の部分においてとても楽しみの多い今回の「マクロスF」。今回紹介させていただいた「ダイアモンド クレバス/射手座☆午後九時Don't be late」以上の名曲があとどのくらい生まれるのか、楽しみにしつつ視聴したいと思っております。



ダイアモンド クレバス/射手座☆午後九時Don't be late
アーティストシェリル・ノーム starring May'n
発売日2008年5月8日
Amazon価格1155円
詳細はこちら



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